なかなか相性のいい上司というのはいてもいいのもだ。と言っても一緒の部署になったことはない。でも、新入社員の時から鍛えていただいている人がいる。その人からメールが来たのだ。「行くぞ。Manger Kawanamiに」この恐るべしメールは受けないわけにはいかない。さて、どんなことになったのか。
メールにはこう書いてあった。
「予約の段階で学割料金にしておけ」
はて?学割とはいつまで効くのかな。
少なくともメールを送ってきた主は
あと数年で定年退職だ。
Manger Kawanamiに行こう
この言葉は隠語である。
真意は「私の話を聞け」である。
つまり、酒を飲みながらストレス
発散なのだ。
マッカランのボトル35%は飲む。
そして、ピンヒールを履いて帰る。
50歳を過ぎて脚線美を維持している
女性はすごい。少なくともヒールと
ストッキングとスカートには注意を
払っている。
地下鉄の中はすでにハイテンション
だった。「何が出てくるかね」
Manger Kawanamiにはメニューはない。
看板の文字を読んでほしい。
ご予算に応じてメニューを組み立てます。
3500円で食べさせて=出て行け!
夜は最低8000円である。
今までの記録は28000円だった。
何と言っても後輩が大きなステーキを
頼んでいたためにこの料金だ。
カードは使えない。
現金のみ。
さあ、この店に来たいと思っている
人は覚悟したほうがいい。
黒く重い扉を開けてそこには
カウンターでポコパンを真剣
にやっているシェフがいた。
「学割とは何んだよ」
「業績が悪いから給与カットですよ」
「給与もらえるだけいいじゃん」
「ボーナスもカット。学割ね」
この上司はシェフとは相性がいいみたい。
さあ、食べようか。
鱈の燻製をサラダ仕立てにした料理。
これにビールが合うのです。
お腹が空いていた私たちはハイエナのように
食べてしまいました。
ニシンです。このカルパッチョはやっぱり
白ワインだろうということで登場です。
極上の白ワイン 学割です。(笑)
この白ワインは本当に美味しかった。
楽しもうではないか。
イカです。大好きなんですよ。
この季節はスミイカかな。
名古屋時代にモンゴイカ食べて
嫌になったけど。
江戸に帰ってきてうまいイカを食べてら
絶好調でした。このイカは実にいい。
歯にねちょっと絡む感じが素晴らしい。
つぶつぶマスタードにタルタルソースです。
これは何につけるかな?
魚肉ソーセージです。
これがうまいのなんの。
感激ですよ。
魚はなんと大間のマグロです。
そんなことあっていいのか。
金目鯛は銚子です。
今の季節は銚子がうまい。
金華山沖の金目鯛は久しく食べていないな。
コアントローを入れてカルピスバターたっぷりと
オレンジの香りがする金目鯛。
マジで生きていてよかったと
感激する私と怖い強い上司。
会社のストレスをぶつけられる前に
出てくるからいい感じ。
ご機嫌です。
別に、機嫌が悪くてもよいしょしませんけどね。
新入社員の時から原則態度は変えていないので。
このお肉なんだと思いますか。
仔牛の牛タン
なんか日本語がおかしいね。
仔牛のタン!
ライスは当然竈焚き!
農家の皆様
感謝しております。
また行くよ。
3人で行って一人8000円です。
必ずしもこうなるとは限りません。
ご予算は予約の段階でどーぞ。